長浜(滋賀県長浜市)の黒壁の街並みをイメージした黒いロールケーキ「黒壁ロール」」.JPG
▲長浜(滋賀県長浜市)の黒壁の街並みをイメージした黒いロールケーキ「黒壁ロール」

 豊かに水をたたえて広がる近畿の水瓶、琵琶湖。その北西岸には、かつて戦国時代に活躍した豊臣秀吉や軍師官兵衛(黒田官兵衛)らゆかりの地、長浜(滋賀県長浜市)があります。

 長浜(滋賀県長浜市)は、長浜城の城下町として発展したまち。なかでもJR長浜駅の東につづく「黒壁スクエア」の界隈は黒漆喰の歴史的建造物が連なり、その名残をよく感じることができるエリアです。
JR長浜駅の東に広がる「黒壁スクエア」は古い街並みを活かした観光エリア
▲JR長浜駅の東に広がる「黒壁スクエア」は古い街並みを活かした観光エリア

 そんな長浜「黒壁スクエア」の一角に、長浜ならではの黒壁の古い街並みをイメージしたという黒いロールケーキがあると耳にしました。そのロールケーキの名は「黒壁ロール」。「黒壁ロール」を販売しているのはJR長浜駅から10分ほどにある、黒壁18號館キッチン・カフェ パクト(P.ACT)というカフェです。早速足を運んでみることにしました。

 長浜(滋賀県長浜市)の歴史的建造物群は、江戸時代から明治時代に形成されたと伝えられています。黒漆喰の洋館「旧百三十銀行」をはじめとする30の歴史的建造物は「黒壁1號館」から「30號館」の館の番号が振られ、その界隈は「黒壁スクエア」と呼ばれて、現在はガラス工房、カフェ、美術館、レストランなどに活用されています。

 北国街道が長浜(滋賀県長浜市)のまちには走っていたことから、古くより長浜[滋賀県長浜市)は人の行き来が盛んなまちだったと伝えられます。産業の形態は商工業から次第に観光に変遷していくものの、黒漆喰古い街並みには現在も長浜独特の町人文化がしっかりと息づいています。
江戸時代から明治時代につくられた黒漆喰の歴史的建造物が並ぶ「黒壁スクエア」の界隈
▲江戸時代から明治時代につくられた黒漆喰の歴史的建造物が並ぶ「黒壁スクエア」の界隈

 黒壁の歴史的建築物がひさしを重ねる長浜(滋賀県長浜市)のまちなみを歩きながら、ロールケーキ「黒壁ロール」を求めてカフェ「黒壁18號館キッチン・カフェ パクト(P.ACT)」を探し歩きました。目印は建物や標識に表示されている館に振られた番号です。黒壁スクエアは「黒壁1號館」から「30號館」までおよそ順番に建物が並んでいるので、もし詳しい地図が手元になくても安心です。

 しばらく歩いていると、黒漆喰の古い土産屋が並ぶ十字路の一角に、旧家の雰囲気を醸し出している「黒壁18號館」を見つけました。明るいテラスには観光客たちが談笑しながら、飲み物を飲んだりロールケーキを食べたりしています。
旧家の雰囲気を醸し出している黒壁18號館キッチン・カフェ パクト(P.ACT)
▲旧家の雰囲気を醸し出している黒壁18號館キッチン・カフェ パクト(P.ACT)

 ロールケーキ黒壁18號館キッチン・カフェ パクト(P.ACT)の建物のなかには木の香りのするカフェスペースがあり、外はオープンカフェになっていて、どちらでもティータイムを楽しむことができるようになっていました(店内36席、テラス 32席)。
黒壁18號館キッチン・カフェ パクト(P.ACT)のイートインスペース
▲黒壁18號館キッチン・カフェ パクト(P.ACT)店内のイートインスペース

黒壁18號館キッチン・カフェ パクト(P.ACT)は外のテラスでもティータイムを楽しめる
▲黒壁18號館キッチン・カフェ パクト(P.ACT)は外のテラスでもティータイムを楽しめる

 メニューのなかに「黒壁ロール」を発見。その黒いインパクトのあるロールケーキは、さまざまなメニューのなかでもひときわ際立った存在でした。
黒壁18號館キッチン・カフェ パクト(P.ACT)のメニュー内に「黒壁ロール」を発見
▲黒壁18號館キッチン・カフェ パクト(P.ACT)のメニュー内に「黒壁ロール」を発見

 「黒壁ロール」は季節によって、ロールケーキの中に入る具材は変わるそうです。ちなみに、私が黒壁18號館キッチン・カフェ パクト(P.ACT)訪れた日の「黒壁ロール」はなかにマロン(栗)が入っていました。注文してしばらくすると「お待たせいたしました。ごゆっくりお召し上がりください。」とスタッフの方が「黒壁ロール」を運んできてくれました。

 実際に黒壁18號館キッチン・カフェ パクト(P.ACT)の「黒壁ロール」と対面してみて、そのインパクトある黒色に改めて驚かされました。よくよく観察すると、真っ黒というわけではなくやや灰色かかり、光沢もある黒色です。生地の中には生クリーム、マロンクリームととペースト状の栗が入っていました。早速、ロールケーキ「黒壁ロール」を賞味してみることにしました。
黒い生地と白いクリームのコントラストが映える、長浜名物のロールケーキ「黒壁ロール」
▲黒い生地と白いクリームのコントラストが美しい、長浜名物のロールケーキ「黒壁ロール」

 この「黒壁ロール」の生地が黒いのは、「竹炭」が生地に練り込んであるからだそうです。竹炭は竹を焼いて炭化させたもので健康食品の一種としても知られています。

 黒壁18號館「カフェパクト」の「黒壁ロール」の生地は、ふわふわとしていながらも、しっとり感があって、口に含むと、ジュワーっとやさしく溶けていく感じの生地でした。また、竹炭の深みのある香ばしさもほんのりと伝わってきました。

 「黒壁ロール」の生地のなかには、純白の生クリームが丁寧に巻き込まれていました。しっとりとしていてほどよい甘さの生クリームです。そして、中央部にはペースト状の栗がたっぷり入っていました(※ロールケーキ「黒壁ロール」の中に入る具材は季節によって変わります)。濃厚で上質の甘みを帯びたマロン。ロールケーキ全体のよいアクセントになっていました。

 「黒壁ロール」は竹炭の生地とクリーム、マロンのバランスもよく、全体として、やさしく落ち着いた味わいのロールケーキに仕上がっていると感じました。また、その色彩や形状にもインパクトとセンスがあり、黒漆喰の歴史的建造物群が連なる長浜の町並みにも合ったロールケーキだと感じました。
「黒壁ロール」のクリームはしっとりしちて口どけなめらか。なかには季節のフルーツなどが入っている
▲「黒壁ロール」のクリームはしっとりしちて口どけなめらか。

 なお、長浜といえば、来る2014年の大河ドラマは、長浜にゆかりがある武将、軍師官兵衛(黒田官兵衛)が主人公。放送が始まれば、長浜はさらに観光客で賑わい、この黒壁18號館「カフェパクト」のロールケーキ「黒壁ロール」のファンも増えるに違いありません。
「黒壁ロール」は長浜(滋賀県長浜市)のまちなみに溶け込んだロールケーキ
▲「黒壁ロール」は長浜(滋賀県長浜市)のまちなみに溶け込んだロールケーキ

黒壁18號館キッチン・カフェ パクト(P.ACT) DATA

(住所)滋賀県長浜市元浜町11-28
(定休日)年末休み 
(電話) 0749-65-4844
(営業時間)10〜18時 ※冬は〜17時(L.O.17:30 ※冬は16:30)
(席数)店内 36席 テラス 32席
(メニュー)
・黒壁ロール
・黒壁ソフト
・ハーブコッペサンド
・地ビール「長浜浪漫ビール」ほか
(宿泊)黒壁スクエアの観光に便利な滋賀県長浜市内の宿一覧(楽天トラベル)
(その他)近隣の観光スポット 長浜城
(地図)黒壁18號館「カフェパクト」の場所

大きな地図で見る

全国にはさまざまな種類のロールケーキがあります。抹茶ロールケーキ、米粉ロールケーキ、さくらんぼロールケーキ、黒豆ロールケーキ・・そこには、地域の特色と愛がにじみ出ています

スポンサーリンク

全国のロールケーキとの出会いは、地域の食文化や風土の彩りの再発見にもつながるような気がします。

井上晴雄 絵画作品集〜心を癒す日本の旅風景〜

(PR)楽天1位の最先端の光目覚まし時計とは

ロールケーキは、スポンジのなかにクリームを巻いた、シンプルなスタイルの洋菓子。それだけに奥が深いとも言えます。ロールケーキ職人たちはお客に至福のひとときを提供しようと試行錯誤を重ね、その思いや技術を一本のロールケーキに詰め込めます。新鮮果実を使ったロールケーキ、カロリー控えめのロールケーキ、洋酒やキャラメルで高級感を演出したロールケーキなどなど、そこには感動をつくりあげる物語があります。
スポンサードリンク

ロールケーキは素材や食感のコラボレートで予想もしない美味しさが生まれることも